「これ、座れば座るほど光沢感が出てくるから。」
今から4年半前、お店を作ってもらった時に教えてもらいました。
作った当初はマットな感じで仕上がっていたスツールの座面。
4年半が経って、色々なお客様に座って頂き(僕もたまに座ってますがね)
良い感じになってきていると思います。
例えば。
外を走る車が暴走してうちのお店がぶっ壊れたとします。
車の持ち主の保険金でうちのお店に多額のお金が入ってきたとします。
うむ、ボロ儲けや。
違う、そうじゃなくて。
そのお金でお店をまた新しく直したとします。
そうなった場合、
お店が新しくなって良かったかというと
うちのお店はそうじゃないと思います。
時間をかけて出来上がってきた
壁に広がり始めた“蔦”も、
風合いが出てきたカウンターの天板も、
ブロックに出てきた雨染みの感じも、
スツールの光沢感も。
どれもがすべてリセット。
お金をかけてキレイなお店にするよりも、
時間をかけて素敵なお店にしていきたい派です僕は。
ふと、OPEN前のスツールの座面を見てそう思いました。
はい、妄想話はこのへんで。
本日もOPENしておりますーよー
kewl&legit. 久保田