「久保田君、ハンドメイドってのはどういう事か説明出来るか?」
少し前、レザーの皮を鞣(なめ)す、鞣し職人さんと話をさせて頂いた時の事。
突然、このように質問され、
僕は恥ずかしながら即答出来なかった事があります。
低コスト、大量生産、大量消費が主流の昨今。
その風潮も少しずつ風向きが変わりそうな気配を見せ、
物の品質を問われ、少しずつ市場には”ハンドメイド”を冠にする物が増えてきました。
ではなぜ、ハンドメイドなのか。
手作りの温もりが感じられるから、
程よい風合いは手作業でしか出せないから、
などなど
様々な理由があると思います。
“ハンドメイドとは何ぞや?”
冒頭の職人さん曰く、
“ハンドメイドとは、修理が出来る”との事。
この職人さんの言葉を掘り下げると
つまり、こういう事です。
“修理が出来るという事”はどういう事か、
“長く使用出来るという事”。
“長く使用出来るという事”はどういう事か、
“そのアイテムと一緒に過ごす時間が長くなる”という事。
“そのアイテムと一緒に過ごす時間が長くなる”とはどういう事か、
“そのアイテムにストーリーが出来る”という事。
物事の解釈は人それぞれですが、
こういった職人さんの想いを皆さんに届ける事が
小売店の使命・役割のような気がします。
先日は愛知県のお客様に、
本日は熊本県のお客様にご注文を頂きました。
ありがとうございます。
“SANLANDがお前の身内以外で売れることはまず無いから。”
こういった意見も頂戴しておりましたが、
ありがたい事に、県外のお客様からもお問合せを頂いております。
職人さんの想いを感じる事が出来、
皆さんのストーリーをそこに乗せられるようなアイテムを
今後も作ってまいりますので、
皆様、よろしくお願いいたします。
kewl&legit. 久保田